根管治療

大切な天然の歯を抜歯せずに残す治療~根管治療~


根管治療(英語で “Root Canal Treatment” または “Root Canal Therapy”)は、歯の根の内部(歯髄)にある感染や炎症を取り除くための歯科治療方法です。
根管治療は、深い虫歯、歯の亀裂、トラウマによる損傷など、歯髄が感染したり炎症を起こしたりした場合に適応されます。この治療の主な目的は、歯を抜歯せずに保存し、痛みを取り除き、歯の機能を回復させることです。適切に行われた根管治療は、多くの場合、長期間にわたって効果的です。こちらのページでは、千葉県松戸市の歯医者「東葛デンタルオフィス」の根管治療についてご説明します。
※閉院済み

東葛デンタルオフィスでは、保険での根管治療は行っておりません

根管治療における自費診療と保険診療の違い

東葛デンタルオフィスでは、「自費診療」による根管治療を行っていました。根管治療とは、根管内の感染部位を除去することであり、根管内は神経や血管が非常に細かく分岐しているため、「肉眼」だけでは十分な治療を行うことが難しいと言われていました。

自費診療の根管治療では、拡大鏡やラバーダムを使用することにより、唾液や細菌の侵入を防ぎ、感染部位の再発リスクを低減していました。東葛デンタルオフィスの自費診療では、1回の治療時間が90分から120分と長く、2~3回の治療で終了していました。

一方で、保険診療による根管治療は、常に手探りの治療となり、治療期間が2~3ヶ月かかることもありました。保険診療で治療が長期間にわたると、感染部位に触れる回数が増え、感染リスクや再発リスクが高まるため、根管内の洗浄や消毒を徹底的に行うことが重要でした。さらに、感染部位をしっかりと除去できれば、再発リスクの可能性は低くなるとされていました。

そのため、東葛デンタルオフィスでは、自費診療による根管治療を実施し、「治療期間が短い」「再発しにくい」という最大の特徴を持つ根管治療を提供されていました。

歯を残すための重要な治療~根管治療~

歯の健康と機能を維持するための重要な手段を指します。この治療は、深い虫歯や歯のトラウマによってダメージを受けた歯の救済を目的としています。
この治療は、歯の神経を取り除くことにより、痛みを和らげ、歯を口腔内で維持することができます。根管治療によって歯の抜歯を防ぎ、自然な咬合力と見た目を保持することが可能となります。また、周囲の歯への負担を減らし、全体的な口腔健康を保つことにも寄与します。失った歯を人工歯で補う入れ歯やブリッジ、インプラントといった補綴治療が必要になりますが、時間も費用もかかります。

根管治療の流れ

※閉院済み
【step1】感染した神経の除去

根管内から虫歯に感染した神経や血管などを除去します。取り残しがあると再発するおそれがあるため、慎重に行います。

【step2】洗浄・消毒

根管内に虫歯菌が残らないよう、洗浄・消毒します。

【step3】薬剤充填

根管内に薬剤を隙間なく充填し、新たに細菌が侵入することを防ぎます。

【step4】土台作り

歯の根っこに、被せ物の土台となるコア(芯)を立てます。

【step5】被せ物装着

土台の上に人工素材の被せ物を装着し、周囲の歯との干渉や咬み合わせを確認します。

根管治療が必要なケース

見た目にわかりやすい重度の虫歯だけではなく、次のような症状がある場合にも根管治療が必要となることがあります。

  • 冷たいものを口にするとしみる
  • 何もしていなくても激しい痛みがある
  • 歯を咬み合わせたときに痛みがある
  • 歯茎に腫れがあり、指で押すと痛い

根管治療を行った歯でも、内部で何らかのトラブルが起こっている場合があります。

既に根管治療を行っている歯 痛みはないが違和感がある
根管治療で神経を除去した歯でも、内部に膿がたまったり炎症が起こったりしている場合には再治療が必要になるケースがあります。以前の治療で感染した神経などを除去しきれていなかった、薬剤の充填が不十分で細菌が入り込んでしまった可能性があります。 通常、虫歯の進行につれて激しい痛みを伴うようになりますが、ごく稀に痛みがないまま虫歯が進行するケースもあります。こういった場合、痛みではなく「咬み合わせの違和感」が主な自覚症状となります。

虫歯が自然に治ることはありません。放置した虫歯は必ず悪化し、歯を失う原因になります。歯を失うことにはさまざまなリスクがありますので、早期に対処できるよう、早めに相談しましょう。

ラバーダム防湿を使用します

東葛デンタルオフィスでは、根管治療を行う際に「ラバーダム防湿」を使用していました。
治療する歯の部分だけをゴムのシートで隔離し、唾液や浸出液などに多く含まれている細菌が、
根管部分に侵入するのを防ぐことができました。
また、器具の誤飲などを防ぐために行うための治療方法となります。

ラバーダム防湿の使用率

ラバーダム防湿は歯科治療において非常に重要な役割を果たします。ラバーダムは薄いゴム製のシートで、歯科治療中に患者の口腔内の特定の領域を隔離するために使用されます。特に根管治療やその他の精密な歯科手術において効果的です。

アメリカでラバーダム防湿の使用率は90%以上に対し、日本では根管治療を専門に行っている医師であっても使用率は25%ほどのようです。

症例紹介

根管治療でも咬み合わせを考えた治療を行います

千葉県松戸市の歯医者「東葛デンタルオフィス」では、咬み合わせを重視した根管治療を行っていました。虫歯治療での詰め物・被せ物の装着時はもちろん、根管治療の際にも咬み合わせを守ることを徹底されていました。歯本来の「咬む」機能をきちんと回復させることが、お口の健康寿命に非常に重要だからです。

なにより重度の虫歯になる前の処置が大切です。高い技術を持つ専門医が再発しにくい根管治療を行いますので、安心しておまかせできました。